ハンドクラフトの底なし沼

作った物、作りたい物、果てしなく増殖する道具や材料のこと

ノーカラー、ボタンなしのコート

3月末に放送された「すてきにハンドメイド」を見ていたら、無性に作りたくなりました。テキストはすでに書店にはなく(毎月20日に次号が出る)、電子書籍で購入。で、実際に縫ったのは4月末です。

楽天のポイントがあったからkoboで買ったんですが、Mac版のKoboは雑誌の画面の拡大縮小ができないんでしょうか? 全画面表示にしても紙本の見開きより小さくしか表示されないから、文字が読めないっすよ。仕方ないのでスマホにダウンロードして読みました。当たり前だがAndroid版は拡大はできるものの、画面小さいので煩わしいです。スマホで読むのはやっぱり文字だけの本でないと無理ですね。型紙は、貼り合わせの手間はかかるけど、裏移りがない分、必要な型紙をトレスするのは楽でした。

脱線しましたが、材料はこれだけ。

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生地は100円ショップの1mハギレ3枚です。綿100%のオックスで厚みはあるが割と柔らかめの布。縫ってみたいだけなので、材料費は極力かけない方向で。シーチングで仮縫いしてみるよ的なノリです。テキストには生地の他に必要な材料として、接着テープが記載されていますが、これはポケットを縫い付けるときのしつけの代わりにしているだけなので、無くても大丈夫そう。接着芯の指示は一箇所もありません。これを貼らなくていいというのは、ありがたい。

テキストでは着丈が長く80cm超でしたが、ちょっと長すぎる気がして70cmくらいにカットし、それにあわせてポケット位置も少し上げて型紙を作りました。袖丈も3cm短くしました。すらっとした体型の人なら型紙通りでいいのでしょうか。

脇に切り替えがあって前後の身頃に脇身頃と、全部で身頃は5パーツに分かれています。前身頃と前見返しは同じ型紙で、中表にした前身頃と見返しの間に後と脇の身頃を挟んでおいて前端から裾まで縫い、袖ぐりから手を入れてぐいっとひっくり返す、という縫い方がテキストに示されています(説明下手くそですみません)。縫い代が内側に隠れるので、裏から見てもきれい、ということです。
これを指示通りにやってみましたが、生地が厚かったせいか、角がきれいに出ません。まあ、よく考えてみれば3枚重ねをひっくり返すんだから、オックスでは無理かも。しかたないので、ほどいて一般的なやり方で見返しを付け、前身頃と脇身頃を縫い合わせた縫い代部分に、見返しの端ををまつり付けました。

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写真にすると、妙にシワというかでこぼこが目立つな……。現物はここまでボコボコではないです、と言い訳してみる。白い壁に白っぽい被写体というのもダメポイントなんだろうか。スマホのレンズを通すと歪みもあるし(建具が曲がって写るので分かりやすい)コレジャナイ感があふれた写真であることは確か。縫製も写真の腕もなんとかしたい。

試着してみた感想としては、動きやすくで楽です。縦に切り替えがあるから、そんなにもっさりでもないし、しっかりしたロングカーディガンのような気分で着たいです。本番を縫うことがあったら、ほどほどに張りのある薄めの生地でいきます。シャンブレーやダンガリーあたりだったら、適当にジュアルに着られるでしょうか。テキストには「表布 ポリエステル」としか書いてないのです。そんなんじゃ全然わからないよー。仕方ないとは言え、NHKのテキストは何かにつけ商品名やメーカー名が書かれていないのが、ちょっと面倒です。